☆着花率悪く、収量大幅減か 本年産マンゴー☆
■低温と日照不足が影響昨年の60%の見通しも
低温と日照不足の影響で本年産マンゴーの着果率がかなり低いことが、生産農家らの
話で分かった。ほ場によりバラツキが大きく、3月後半開花分の着果がまだ確定していな
い段階だが、全体の収量は豊作型だった昨年の60%程度に止まる、との見通しが示され
ている。
八重山マンゴー研究会の川満哲生会長らによると、本年産は1月から2月初旬の開花分
は着果しているものの、最盛期の2月から3月中旬にかけた開花で低温により受粉が不
十分となり、着果しなかったり、着果しても種が入らず肥大が止まるなどの着果不良が
発生。ほとんど収穫が望めないという。
現在、3月後半開花分の着果を確認している段階。また、昨年10月ごろから続く日照不
足と低温が影響し、全体的に木の生育も1カ月遅れている、という。同研究会の川満会
長は「最盛期の花が低温で着果不良をおこした。ほ場によりバラツキがあるが、平均し
て昨年の60%程度ではないか」と話した。
木の生育が遅れている関係で、3月後半開花の着果については、まだ摘果が済んでい
ない状況にある。川満会長は「3月後半の花でまだ可能性がある。枝に着ける実の数を
増やし、収量を確保するしかない」と話した。
マンゴーは、18度〜22度が開花期の適温とされ、15度以下や27、28度を超えると着果不
良をおこすことが分かっている。最近では05年に同様な状況で収量が大幅に減少している。
[2011/05/07]
▽ソース:八重山毎日新聞
http://www.y-mainichi.co.jp/news/18253/ ▽画像:マンゴー
http://www.y-mainichi.co.jp/media/news/photo/2011/05/07/3e0cbe6e0e66a89f04e74c5f1624b4d3.jpg