☆がれき 8月までに移動を☆
[5月6日 16時44分]
被災地で住宅の周辺などに放置されているがれきについて、台風による強風で飛ばさ
れると危険なことから、環境省は、放射線量が比較的高い福島県内の警戒区域などを
除き、遅くとも8月末までに仮置き場に移動させるよう自治体に求めました。
被災地では、自治体が、津波などで壊れたり流されたりした住宅や車などのがれきを撤
去する作業を続けていますが、行方不明者の捜索が行われたり、人手が不足したりして、
作業が進んでいないところもあります。特に住宅地や避難所の周辺にあるがれきについ
て、環境省は、これから気温が上がると、混じっている食品などから悪臭が出たり、台風
による強風で木くずや泥が飛ばされると危険なことから、遅くとも8月末までに仮置き場に
移動させるよう自治体に求める通知を岩手県と宮城県、それに福島県に出しました。ただ
し、福島県の警戒区域と計画的避難区域は放射線量が比較的高く、がれきの処理方法
が決まっていないことから対象外としています。環境省は、職員や廃棄物処理に詳しい業
者を派遣するなどして、自治体のがれき処理を支援することにしています。
松本環境大臣は、6日の記者会見で「がれきを取り除けば希望が見えてくるので、仮置き
場に一刻も早く持って行くという作業をやっていただきたい」と述べました。
▽ソース:NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110506/k10015727571000.html