☆〜うっすら雪が積もった帯広測候所のサクラ〜☆
「みどりの日」の4日、十勝管内は山沿いや平野部で雪交じりの天気となった。帯広では5月としては5年ぶりに雪を観測。
清水町内の日勝峠は春とは思えない雪景色が広がった。帯広測候所は3日午後、サクラ(エゾヤマザクラ)の開花を宣言したが、咲き始めた花にとってはあいにくの一日となった。
同測候所によると、4日正午の気温は帯広で平年より11.6度低い1.9度。
中札内村上札内0度、広尾0.3度、大樹0.5度など、各地で3月中旬並みの冷え込みとなった。管内の同日朝の最低気温は上士幌町糠平の氷点下0.3度だった。
帯広では午前からみぞれ模様だったが、次第に雪に変わり、正午過ぎには一時強く降った。
日勝峠では道路脇に雪が積もり冬に逆戻りした光景。通行する車もスピードを緩めていた。
サクラ開花は平年より4日、昨年より5日早かった。ウェザーマップ(東京)によると満開は9日の見込み。
帯広の開花時期は年々、早まる傾向にある。現在の平年値(1971〜2000年の平均)では7日だが、18日から使用される新平年値(1981〜2010年の平均)では4日。
今年の帯広は4月下旬が気温の低い状態だったが、3月中旬からが温かかったため、同測候所内の標本木は平年より早く開花したとみられる。
http://www.tokachi.co.jp/news/201105/20110504-0009037.php