☆京都大学ら、iPS 細胞を活用した治療法の共同研究へ☆
京都大学 のiPS細胞研究所と大日本住友製薬は、難治性希少疾患の治療法創成を
目的とする共同研究を行うことについて合意し、共同研究契約を締結した。この共同研
究では、遺伝子の変異に起因する難治性希少疾患の一つに焦点を当て、その疾患特
異的人工多能性幹細胞(iPS 細胞)を用いて、産学協同して病気が進行するメカニズム
を解明していくという。研究期間は、2011 年 3 月から2016 年 3 月までの5 年間。
また、iPS 細胞研究所らは、患者に特有の疾患関連シグナルを同定してその経路を阻害
する治療薬を探索を計画する。これにより、患者さんの病気の進行を抑える画期的な治
療法を創成を目指す。
iPS 細胞研究所は、世界で初めてのiPS細胞に特化した研究所として、2010年4月1日に設
立された。世界で初めてiPS細胞を樹立した山中伸弥教授が所長を務める。一方、大日本
住友製薬は、がんや免疫関連疾患等の治療薬の開発に取り組んでいる。
[2011/05/02]
▽ソース:スポットライトジャパン
http://www.spotlight-news.net/news_eBHwcqRVqY.html ▽画像:ヒトiPS細胞から誘導したドーパミン産生神経細胞
http://www.spotlight-news.net/files/543/9146a6e8066497cb2d7263e1715177b5.jpg