☆津波の避難勧告を携帯に=メール配信、7月から−3管☆
小型船舶の海難事故を減らすため、第3管区海上保安本部(横浜市)は7月1日から
海の安全情報を携帯電話にメールで配信する。東日本大震災では津波が沿岸部に
大きな被害を与えており、3管は「津波や台風の避難勧告など沿岸部の緊急情報も
発信する。津波対策にも活用してほしい」と話している。
配信内容は、海上保安庁が発表する3管の管轄海域(茨城、千葉、離島を含む東京、
神奈川、静岡の各都県)沿岸部の安全情報で、津波や台風の避難勧告のほか、海難
事故の発生状況や視界不良時の航行制限など。気象庁が発表する日本全国の警報・
注意報なども配信する。
3管によると、全国の海難事故の発生件数は年間2600隻程度で、うち約7割は漁船や
プレジャーボートなどの小型船による事故だ。小型船約60万隻中、無線設備があるの
は約1割で、「これまでもホームページで安全情報を公表していたが、情報入手には船
舶運航者からのアクセスが必要だった」(3管交通部企画課)といい、携帯電話向けのメ
ール配信を決めた。
登録は5月1日からで、携帯電話のサイトから登録できる。詳しい登録方法は、海保の
ホームページにも掲載する。
[2011/04/30-14:20]
▽ソース:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011043000193 ▽画像
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20110430at30t.jpg