☆沿線の散策楽しむ 倉吉線跡トレッキング☆
旧国鉄倉吉線の廃線跡をたどる「トレッキングオープンDay」(倉吉市観光協会主催)が
29日、倉吉市関金町内であった。県内外から約110人が参加。かつて、住民の足とし
て活躍した鉄路の歴史に思いをはせ、のどかな田園風景が広がる沿線の散策を楽しん
だ。同倉吉線は、1985年に廃線となった。トレッキングは、同市役所関金庁舎近くの旧
関金駅跡から旧山守駅跡付近まで4・6キロのコースであり、参加者はガイドの案内を聞
きながら歩いた。
廃線跡には、当時のまま残された旧泰久寺駅のプラットホームや、戦時中に造られたコン
クリート橋、山守トンネルなどが現存。線路の真ん中には、大きな竹などが生えた場所も
あり、参加者は廃線後の時の流れを肌で感じていた。
元国鉄職員で同線を走る列車を運転していたという鳥取市的場4丁目の田中熙さん(70)
は「30年ぶりに来た。駅舎とか存在しない物もあるが、風景などは当時のままで懐かしい」
と思い出をたどりながら、枕木の上に残るさびたレールを踏みしめていた。
[2011年04月30日]
▽ソース:日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/news/110430/20110430005.html ▽画像:竹などが生えた廃線跡を歩く参加者=29日、倉吉市関金町泰久寺
http://www.nnn.co.jp/news/110430/images/IP110429TAN000083000.jpg