☆仏バイオ製薬会社、富山へ 開発拠点、大学との連携も☆
フランスのバイオ製薬会社ビバリス社が日本の開発拠点となる子会社「ビバリス富山
ジャパン」を富山市内に設立することが決まり、同社のフランク・グリモ社長が25日、
石井隆一知事にあいさつに訪れた。
2005年に産学官連携で設立した富山市のバイオベンチャー企業エスシーワールドと
提携し、抗体医薬やワクチンの開発に取り組む。5月2日に事業を始める予定で、本社
を同市高田の富山技術交流ビルに研究所を、富山大杉谷キャンパス内に置き大学や県
内企業と連携して研究する。
グリモ社長は「抗体薬の市場は大きく、進出を期待している。将来的にアジアの拠点にし
たい」と語った。石井知事は県内の医薬品産業の伸長ぶりを説明し、「もっと発展させる
ためにも大変喜ばしい」と話した。ビバリス社は生命科学分野での製品開発などをする
グリモ・グループのバイオ製薬部門として1999年、仏ナント市に設立。09年の売り上げ
は8憶8千万円で、従業員は105人。
(04/26)
▽ソース:朝日新聞
http://mytown.asahi.com/areanews/toyama/OSK201104250125.html ▽画像:ビバリス社のフランク・グリモ社長(右)と在日フランス商工会議所のフィリップ・ダルペラ副会頭
http://www.asahi.com/areanews/images/OSK201104250124.jpg