免税制度を悪用し、消費税約3000万円を脱税したとして、
人材派遣会社「東洋工業」(三重県鈴鹿市)と長田金晴社長(65)が
名古屋国税局から消費税法違反(脱税)容疑で津地検に告発されたことが14日、分かった。
長田社長は既に修正申告したという。
関係者によると、長田社長は、事業開始後2年間は消費税が免除される制度を悪用。
東洋工業が休業しているように見せ掛ける一方、社長個人が新たに事業を始めたように
装って業務を続け、2009年12月期までの3年間で消費税約3000万円の支払いを
免れた疑いが持たれている。
名古屋国税局は、東洋工業が休業した事実はなく、事業を継続していたとみて、
消費税の免税制度は適用されず、納税義務が生じると判断したもようだ。
登記簿によると、東洋工業は01年1月に設立され、資本金は300万円。人材派遣業のほか、
自動車部品の製造なども手掛けている。
長田社長は14日までに取材に応じ、「両方の事業の実態が同じとは考えていなかった。
見解の相違だが、申し訳なく思っている」と話した。
*+*+ jiji.com 2011/04/15[06:31:42.07] +*+*
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011041500032