東日本大震災で被災した東北地方に派遣された道内の陸上自衛隊や
道警、消防などの隊員や職員が17日、計1万人を超えた。災害関連の
派遣では過去最大の規模。今後は被災者の心の傷を癒やす活動なども
必要とみられ、道は専門の医療チームの派遣準備を急いでいる。
陸自北部方面総監部(札幌)は12日の派遣開始から16日までに、
約8600人を派遣し、17日にはさらに約1200人を追加した。今後も増派
する予定で、派遣人員は陸自だけで1万人を超えるのは確実。1993年の
北海道南西沖地震の際に派遣した隊員の7倍以上になり、道内の陸自隊員
の3割強が災害救援に当たることになる。
派遣された隊員は宮城県気仙沼市など同県や岩手県の11カ所で、被災者
の救助やがれきの撤去を行っている。同総監部は「自衛隊の総力を挙げて
おり、隊員の士気も高い」と説明する。
消防関連では、札幌市消防局と石狩北部地区消防事務組合の緊急消防援助隊
が12日に小樽港を出発し、68人の隊員が震災直後の宮城県石巻市でがれき
の下敷きになった人の救助に当たった。17日夕には函館市や釧路市、旭川市
などの消防署員も加わった第2隊と交代。現在は108人が行方不明者の捜索
活動を続ける。
また、札幌市消防局の消防ヘリと道の防災ヘリの各1機も岩手県の花巻空港
などを拠点に活動中。水道の回復に時間がかかっていることから、札幌市は
水道局職員20人と給水タンク車3台を仙台市に派遣。道警も約200人を投入し、
岩手県で行方不明者の捜索や交通整理を行っている。
今後は震災の精神的なショックや長引く避難生活のストレスに苦しむ被災者の
治療も重要になる。道は被災地から要請があれば、道精神保健福祉センター
(札幌)の医師や看護師でつくる医療チームを派遣する考えだ。
道危機対策局は「被害の大きさが明らかになってきたので、オール北海道で
長期戦を乗り切りたい」と話している。
****03/18 06:25 北海道新聞****
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/279119.html ▼画像 札幌市消防局のヘリで被災者を搬送する同局航空隊員ら
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/image/2370_1.jpg スレ立て依頼有り◆◆◆スレッド作成依頼スレッド◆◆◆★69匹目
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