県警が交番の機能を強化するため、現在170ある駐在所を段階的に減らして
近隣の交番に統合する方針であることが8日、分かった。
過疎地などを除き、近くに交番がある50カ所前後が減る見込み。
交番のパトロール態勢の強化や、警察官が不在がちな「空き交番」を減らす目的で、
県警警務課は「地域住民の理解が得られたところから統合する」としている。
県警は8日、今月18日付で統廃合する8カ所の交番・駐在所を公表。
伊那署長藤(おさふじ)駐在所(伊那市高遠町)を同署高遠町警部交番(同)に、
木曽署吾妻駐在所(木曽郡南木曽町)を同署南木曽町交番(同)に統合するなど、駐在所は7カ所が対象。
ほかに、長野中央署緑町交番(長野市)は同署長野駅前交番(同)に統合し、近くの同署権堂町交番(同)と合わせて管轄区域を見直す。
県警によると、駐在所は警察署から遠い地域などに置き、警察官1〜3人を配置。警察官が家族とともに住み込むケースもある。
これに対し、現在91ある交番は3〜13人を配置している。
今回の統合に合わせ、諏訪署豊田駐在所(諏訪市)は豊田交番に格上げし、
近隣の上諏訪駅前、四賀両交番と合わせて管轄区域を見直す。
上田署東御市警部交番(東御市)は1人増やして9人態勢とする。
ソース:信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20110309/KT110308ATI090018000022.htm