スズキは、燃料電池で走るバイクを、2015年をめどに日本や欧州で市販する方針を明らかにした。
すでに欧州連合(EU)から、販売の認証を受けている。
燃料電池バイクは、排気量125ccのスクーターを改造。エンジンとガソリンタンクの代わりに、
燃料電池と電気モーター、水素タンク、リチウムイオン電池を積む。
もとのスクーターの価格は4千ユーロ(46万円)だが、燃料電池タイプは、その倍(92万円)を下回る水準とする考えだ。
9日、このバイクを披露した鈴木修会長は「二酸化炭素を出さない車の開発を今後も追究していく」と述べた。
燃料電池バイクは、空気中の酸素と、タンクの水素を燃料電池で反応させて電気をつくり、モーターを回して走る。
加速時はリチウムイオン電池に蓄えた電気も使う。時速30キロで約350キロ走れる。燃料電池本体からは水しか排出しない。
ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/business/update/0309/TKY201103090488.html