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DNA資料を家族に要請 NZ当局、身元確認へ
2011年2月28日4時41分
【クライストチャーチ=塚本和人、上沢博之】日本とニュージーランド両政府の関係者によると、同国で起きた
地震で、地元警察当局は27日までに、行方不明となっている日本人の家族の一部からDNA型の照合など
身元確認に必要な資料提供を受けた。日本政府は同日、家族らから本人の身体的特徴などについて個別に
聞き取り調査を始めるとともに、身元確認につながる資料収集を本格的に始めた。
地元警察当局者は27日、死者数が147人と発表した。行方不明者は200人を超えるとされるが、身元が
確認されていない死者も行方不明者に含まれ、最終的な死者は計200人余りになるとの見方を示した。
日本の外務省によると、安否確認ができていない日本人は28人。
両政府の関係者によると、ニュージーランド側は大使館など外交ルートを通じて、日本を含めた関係各国に
指紋やDNAなど身元の確認に必要な照合資料を提出するように要請。家族らに対し、行方不明者の顔写真や
毛髪、歯ブラシ、指紋のついた物品などの提供を求めたという。
日本から渡航した家族の一部は、こうした資料を持参。持参しなかった家族は、ニュージーランドのホスト
ファミリーなどを訪れ、歯ブラシなど本人が日常的に使用していた物などを引き取るように求められた。すでに
地元当局に提出した家族もいるという。
▽ソース
http://www.asahi.com/national/update/0227/TKY201102270376.html ▽NZ身元確認のプロセス
http://www.asahi.com/national/update/0227/images/TKY201102270446.jpg (
>>2以降に続く)