【モスクワ=貞広貴志】昨年6月に米司法当局に摘発された後、「美人スパイ」として有名になり、ロシアで芸能界や
産業界に転身したアンナ・チャプマン氏(28)が3月、北方領土を訪問し、ロシアの「領有」をアピールすることが
明らかになった。
大衆メディア「ライフニュース」が報じた。
政権与党「統一ロシア」青年組織の一員として、国後、択捉、色丹の3島を訪れ、ロシア国旗を立てたり、様々な建設
作業が進む模様を撮影したりするという。
北方領土問題は愛国心の高揚や政治的な支持獲得の手段として利用されつつある。チャプマン氏についても、今年末の
下院選に与党から立候補するとの観測が広がっている。
▽(2011年2月19日18時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110219-OYT1T00617.htm