【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は16日までに、商業有人宇宙船の開発支援と、火星や
小惑星を目指すNASAの大型ロケット開発などに重点的に投資する総額187億ドル(約1兆
5600億円)の2012会計年度(11年10月〜12年9月)予算案を発表した。
緊縮財政を受け、要求額は10年度と同レベル。16年度までの5年間、予算額を据え置く見通しも示した。
NASAのボールデン局長は優先課題として、スペースシャトル退役後も国際宇宙ステーション(ISS)を
フル活用する上で、安全で費用対効果の高い地球低軌道へのアクセスの確保を強調し、米国の商業
有人宇宙船と貨物船の早期開発を挙げた。
予算案は民間の有人宇宙船とロケットの開発推進費用として8億5000万ドルを計上。ISS実験棟の
利用拡大のために、非営利団体の活用も提案した。
時事ドットコム(2011/02/16-14:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011021600492