陸上自衛隊東部方面総監部は14日、東海地震を想定した
災害派遣部隊の活動用物資輸送訓練「大規模震災対処
兵站(へいたん)演習」を、駒門駐屯地(御殿場市)などで始めた。
地震発生時、県内24カ所に展開する計11万人の派遣部隊に、
スムーズに物資が行き渡るかを検証するため、18日まで5日間に
わたりシミュレーションを行う。
防衛省が策定した東海地震対処計画では警戒宣言発令後、
全国から自衛隊員11万人が県内を中心とした被災地に派遣される。
今回は隊員約3400人が参加し、4日間の活動に必要な糧食37万食
(約250トン)と燃料入りドラム缶2650本(約530キロリットル)を用意して、
実際に各活動拠点に運ぶ。物資輸送の大規模演習は初めて。
訓練は予知情報を受けての準備から始め、16日以降、把握した被災地に
向けて駒門駐屯地や航空自衛隊浜松基地(浜松市)、静浜基地(焼津市)などの
集積地から物資を配分する。全体の指揮所は同総監部(東京・朝霞駐屯地)に置く。
県庁に現地調整所を設置し、隊員27人が、県や政府の現地対策本部と、
救援物資の運搬方法などについての連携を確認する。
****02/14 14:51 静岡新聞****
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20110214000000000024.htm