淡陽信用組合(洲本市栄町1)は10日、支店長代理の男性職員(49)が顧客の預金から
260万円を横領した、と発表した。すでに懲戒解雇したという。
同信組によると、元職員は由良支店の支店長代理だった2008年9月から10年7月の間、
10回にわたり計260万円を着服。83万円は口座に戻したが、177万円は生活資金や
子どもの教育費に使ったという。
顧客の代わりに預金を払い戻す用紙に押印する際、すきをみて用意していた別の用紙にも押印。
金額を勝手に記入して預金を引き出していた。
昨年8月、顧客が預金残高が少ないことに気付き発覚。元職員は横領を認め、同信組は
9月30日付で懲戒解雇。元職員が被害者に全額弁済したため、警察に告訴しないという。
藤勝理事長は「二度と発生しないよう、信頼回復に向け全力で取り組む」とコメントを出した。
▽神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0003797737.shtml