林野庁は10日、鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃岳の噴火で降り積もった灰による土石流災害に備え、
周辺の川3か所に感知センサーを設置するなどの緊急対策を発表した。
早期に警報を出して下流の宮崎県都城市などへの被害を最小限にするのが狙い。
同庁山地災害対策室によると、センサーは荒襲川、荒川内川、丸谷川に1か所ずつ設置される。土石流で
鉄製のワイヤが切れると、市役所などを通じて住民に警報が流れる仕組みで、14日から運用する予定。
土のうの設置や、山崩れを防ぐ工事も並行して行う。
新燃岳周辺では10日から11日にかけてまとまった雨が降ると予報されている。
▽読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110211-OYT1T00016.htm