大学3年生対象のインターンシップ(就業体験)、警察学校への体験入校−−。
愛知県警が今年度、警察官の採用に向けてあの手この手の作戦を展開している。
近年、団塊世代が大量退職する一方、採用試験の申込者数は少子化や民間企業との
競合などで伸び悩んでいた県警。こうした取り組みで、今年度は申込者が前年度比で
約1600人増えるなど成果も出始めた。
インターンシップには愛知大3年の男女各2人が参加。1月31日から5日間、東署で
交通パトロール、指紋・足痕跡の検出や採取などを学んだ。最終日の今月4日、学生たちが
署内で取り組んだのは、東署が2カ月に1回、地域に配るミニ広報紙作り。太田智久
地域課長から「安全に関わる情報を住民に提供するとともに、地域を訪問する時の
話題にもなる」と役割を説明され、学生たちは話し合いながら、振り込め詐欺防止の
呼び掛けや街頭犯罪の統計を器用にパソコンを使ってレイアウトした。
「警察官は人と触れ合う時間が長い」「地道な活動が犯罪抑止につながっている」。
学生たちは体験を終えての感想をこう語った。今回は愛知大生に限定した試行実施
だったが、県警は今夏から対象大学を増やして本格実施を検討中だ。県警は団塊世代の
大量退職を受け、採用試験の募集枠を07年度から拡大し、10年度は1000人を超えた。
一方、申込者数は03年度の1万536人をピークに減少傾向。警務課によると、少子化で
採用試験を受験できる18〜30歳の年齢層が減る中、民間企業との競合が激しさを
増していることが背景にあるという。
>>2以降へ続く
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110209k0000e040071000c.html 依頼あり
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