新燃岳噴火を受け、宮崎県高原町の牛飼育農家でつくる同町畜産振興会は8日、
県に畜産被害支援を要望した。牛の避難経費や、収穫減が予想される自給飼料
作物の補償、飼料購入の補助などを求めている。
同会によると、現在は会員10戸が計約300頭を近隣の町に避難させている。
土石流などを警戒し、さらに約140戸、6500頭が避難する可能性があるという。
牛を早期出荷して手放そうとしている農家もおり、同会は価格低下の補てんなども
要望している。
原田道明理事長は「宮崎の畜産は口蹄疫に続き大きな困難に直面している」と話し、
総合的な支援の必要性を強調した。
▽西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/225658