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大連便毎日運行、新たに北京まで延伸
2011 年 02 月 08 日 17:21 現在
富山から中国の首都・北京へ日本の地方空港では初めて国際定期便が毎日運航されることになりました。
県は8日、富山・大連便が来月末から現在の週3便から週7便へと大幅に増えるとともに大連を経由して
新たに北京まで路線が延びることが決まったと発表しました。
これは8日、県庁で石井知事が会見し、明らかにしました。
平成10年6月に就航した富山・大連便は現在、月曜と水曜、土曜の週3便で運航しています。
県によりますと8日までに大連便を運航している中国南方航空から来月27日以降の夏のダイヤで週7便に
増便する方針を決めたという連絡が入りました。
また増便に合わせて新たに北京まで路線を延ばす方針です。
ダイヤ案では富山を午後4時55分に出発し、大連を経由して北京には現地時間の午後9時5分に到着します。
大連で入国審査は必要ですが、北京まで乗り換えはなく、およそ5時間で到着します。
富山空港で国際定期便が毎日運航されるのは初めてで、北京と日本の地方空港を結ぶ国際定期便が毎日
運航されるのも、初めてです。
県は大連便の搭乗率が今年度、12月までで60パーセントと安定していることに加えて、大連に県内企業
30社が進出しているため、ビジネス客の利用が多く、収益性が高いと評価されたのでは、とみています。
8日の会見で石井知事はさらなる経済効果や観光客誘致に期待を寄せました。
石井知事「デイリー運航は富山県として画期的だ。大きな前進、飛躍的な前進で大変喜ばしく思っている」
県は5月の大型連休明けに北京や大連で現地の旅行会社やマスコミ関係者を招いた観光説明会を開くほか
県内企業の代表が参加する「経済訪問団」を派遣して現地でビジネス商談会を開く計画で関連事業費を新年度
予算案に盛り込む予定です。
▽ソース
http://www2.knb.ne.jp/news/20110208_27019.htm ▽動画
http://www2.knb.ne.jp/news/video/20110208_27019_w.asx