世界の水事情
[ 2011/02/07 ]
広島県も水ビジネスに名乗り、2012年度以降を目標に水道事業の民間委託を計画
2011年2月6日、広島県が2012年度以降を目標にして民間水処理会社へ出資し、水道事業を委託する
新企業を設立することとなった。既に東京、神奈川、名古屋では、民間企業による水道事業の委託は
開始されており、今後もこの動きは拡大しそうである。(参考:「名古屋上下水道総合サービス株式会社」
途上国を中心とした海外水ビジネス市場進出を目指す)
予定されている新企業名は「広島ウォーター(仮称)」とされている。現在、県が運営している水道事業の
運営、管理を引き継ぐ形を予定している。広島県では、人口の減少による水需要の落ち込み、また人員
採用の抑制などを背景とし、水道事業の民営化につき検討を重ねてきた。(参考:広島県、水道事業の
海外進出へ 荏原エンジニアリングサービと海外への水ビジネスの勉強会発足)
県としては、民間のノウハウを導入し、コストの削減、効率化を狙っている。尚、同様の問題は各自治体も
抱えており、今後は同様の動きが他の自治体でも活発化することが予想される。
また、県内の水道事業と平行しながら、バラスト水市場、ペットボトルウォーター市場への参入も検討して
いる。今回の新企業に出資する形となる民間企業は、今後その企業を通しての水ビジネスのノウハウを
蓄積できるとともに、海外水ビジネス進出も可能となる。
▽ソース
http://water-news.info/1222.html