小沢一郎民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、
政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた衆院議員、石川知裕被告(37)ら
元秘書3人の初公判が7日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれる。3被告は
起訴内容を否認し、無罪を主張する方針で、虚偽記載の違法性の認識のほか、
中堅ゼネコン「水谷建設」からの裏献金の有無が主な争点となる見通し。
この公判は、同法違反罪で強制起訴された小沢被告の公判にも影響を
与えることになりそうだ。同法違反罪で起訴されているのは石川被告のほか、
元公設第1秘書の大久保隆規被告(49)と、元私設秘書の池田光智被告(33)。
検察側は「虚偽記載の背景事情」として、水谷建設からの1億円の裏献金を
隠す意図があったことを主張する方針で、石川被告に現金を手渡したと供述した
水谷建設元社長や、同社元経理担当幹部らの証人尋問を行う。
これに対して、弁護側は裏献金を否定。同社の元会長が捜査段階から一転して
「渡したか分からない」と周囲に話している点に着目し、証人尋問などで、検察側の
描く構図を突き崩す方針。石川被告と池田被告は捜査段階で容疑を認めていたが、
「検事に供述を誘導された」などと主張をひるがえした。小沢被告の関与についても
「報告した」などとした供述を一変させている。
>>2以降へ続く
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110205/trl11020521290000-n1.htm