宮崎県は4日、同県高千穂町でブロイラー(肉用鶏)約4万羽を飼育する農場で死んだ鶏が見つかり、
鳥インフルエンザの簡易検査をした10羽すべてで陽性反応が出たと発表。
その後の遺伝子検査で6羽のうち5羽から高病原性の「H5型」ウイルスが確認された。
南に約2キロ離れた同町内に関連農場があり、この農場のブロイラー約1万7000羽と合わせて計5万7000羽を殺処分する。
養鶏場での発生は今冬、国内12例目、県内で8例目。
県によると4日午後0時半ごろ、農場から延岡家畜保健衛生所に連絡があった。3日に34羽、4日に60羽が死んだという。
県は農場を隔離し、新たに発生農場から半径10キロを移動制限区域に指定する。
一部が大分県豊後大野市にまたがるが、農場がないため区域の指定はしない。
県は簡易検査で陽性と判明後、職員ら約300人態勢で殺処分に着手する準備を進めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110205-00000004-mai-soci