世界一パワフルな場所であるはずのホワイトハウスも、国民を日々苦しめている
システム障害と無縁ではないことが分かった。現地時間の3日午前8時ごろ、
オバマ米大統領と側近が相互の連絡に使っている電子メールシステムがダウンした。
報道各社が送ったメールにも返信がなく、報道官は「電子メールがダウンしている
ので、連絡を取りたい相手がいる場合は直接会いに行ってもらわなければならない」
と説明した。
午前11時54分にはホワイトハウス広報責任者のダン・ファイファー氏がミニブログ
のツイッターで正式発表を行い、「参考情報:ホワイトハウスの公開電子メールが
午前8時前にダウンした」「ベライゾンが問題の解決に当たっている」とつぶやいた。
それから間もなく、昔のホワイトハウスを知る者には懐かしいインターコムの音声放送
があり、通常は電子メールで配信される広報資料が紙で配られた。
この頃、オバマ大統領はペンシルベニア州立大学で雇用とイノベーションをテーマに
講演し、「最先端の研究と技術への投資」について語っていたが、自身のブラックベリー
に宛てたメールは届いていなかった。
ホワイトハウスによると、機密扱いの通信システムに障害はなかったという。
ダウンしていた電子メールも同日午後までには復旧した。
http://www.cnn.co.jp/usa/30001698.html