大分県は2日、大分市宮尾の採卵鶏農場で死んだ鶏が見つかり、遺伝子検査をした結果、
高病原性鳥インフルエンザの「H5型」と確認したと発表した。
県はこの農場で飼育されている約8100羽の殺処分に着手し、
発生農場から半径10キロ以内を移動制限区域とする。
今冬、鶏舎で鳥インフルエンザが発生するのは
島根、宮崎、鹿児島、愛知に次いで全国で5県目。
県によると、2日午後2時20分ごろ、この農場から飼育する鶏が死んでいると連絡を受け、
大分家畜保健衛生所が調べた結果、38羽が死んでいた。
11羽を簡易検査したところ、8羽で陽性反応が出たため、遺伝子検査を実施した。
県によると、移動制限区域内には発生農場のほかに11の養鶏農場があり、約32万羽が飼育されている。
大分市のほか、臼杵、豊後大野、津久見の3市も含まれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000000-mai-soci