【政治】菅を脅かす与謝野“カネ醜聞” 仙谷も絡む政権の「古くて新しい爆弾」に

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1ブラジリアンワックス(110320)φ ★
国会は31日、いよいよ2011年度予算案が実質審議入り、本格的な論戦がスタート。
政府が野党からの批判で大炎上するのは必至だが、数あるアキレス腱の中でも最悪の
存在が、与謝野馨経済財政相(72)だ。その変節ぶりが総スカン状態を招いている
だけでなく、「政治とカネ」問題も抱えているからだ。民主党は政権交代直前の09年夏、
自公政権の財務相だった与謝野氏の迂回献金疑惑を追及し、参院予算委員会での
集中審議を求めた。これを逆に自民党が徹底追及する構えをみせているのだ。

この問題を巡っては仙谷由人代表代行(65)の名前も浮上。菅直人首相(64)はこの
古くて新しい爆弾を処理できるのか。与謝野氏はこの週末も、民放テレビ番組や
活字媒体のインタビューなどに露出。政府の「社会保障と税制の一体改革」や持論の
財政再建に向けた消費税増税を説きまくった。しかし、与謝野氏にその資格があるか、
永田町では疑問視する声が強い。

09年6月、麻生内閣の財務相だった与謝野氏の資金管理団体「駿山会」が、商品先物
取引会社「オリエント貿易」(07年にエイチ・エス証券の完全子会社になり、08年に商号を
エイチ・エス・フューチャーズに変更)などが作った2つの政治団体「政経政策研究会」
(政経会)と「平成の会」から、約1億円の献金を受けていたことが発覚した。

問題視されたのは、カネの流れ。まず、どちらもオ社が幹部職員の給与から「政経会」への
寄付金を天引きし、献金の原資の一部となった。天引きされたカネの一部もしくは全部が、
給与などで補てんされた。つまり、2つの団体から駿山会への献金は事実上、オ社から
与謝野氏側への企業献金ではないかという理屈で、個人の資金管理団体への企業
献金を禁止する政治資金規正法に違反する疑いが指摘されたのだ。
>>2以降へ続く
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110131/plt1101311327002-n1.htm
2ブラジリアンワックス(110320)φ ★:2011/02/01(火) 00:26:52 ID:???
加えて、社員の一部が所得税の寄付金控除を受けていたうえ、与謝野氏は金融担当相を
務め、先物取引の規制問題にかかわったことで“不適切な関係”も疑われた。与謝野氏は
「献金してくださる方の善意に対し、疑う余地はない」と釈明したが、政権交代を目前に
控えていた民主党は、これに食いついた。鳩山由紀夫代表(当時)は「まずは自身で調査し、
事実関係を明らかにされることが大事だ。国民の皆さんに説明責任を果たすということだ」と
述べたうえ、参院で「政治とカネ」の集中審議を求めた。

ただ、「麻生降ろし」や衆院選をめぐる政局などのため、与謝野氏の問題はくすぶったままに
なっていた。一方、この問題には、仙谷氏も絡んでくる。仙谷氏の関連団体「仙谷由人
全国後援会」の07年分の収支報告書によると、前述の「平成の会」から10万円の
寄付を受けていた。民主党の小沢一郎元代表に近い民主党若手議員はこう話す。
「西松事件を思い出してほしい。西松事件では、西松建設が幹部社員にダミー政治
団体への会費を納めさせたうえ、小沢氏側へ献金していた。会費分は賞与で補填していた。

小沢氏と与謝野氏で、どう構図が違うのか。菅首相は『不条理を正す』と言って小沢氏を
国会に突き出したり、党から追い出そうとしているが、与謝野氏や仙谷氏はおとがめなしか。
自分に都合のいい“身内”には、相変わらず甘い」菅首相は27日、与謝野氏起用について、
「国民利益のための改革を実現する大義において起用した」と胸を張った。さらに、
民主党代表代行時代、同党の参院比例代表で当選しながら離党した議員に「議席を
党に戻した上で行動すべきだ」と発言したことについては、「過去に発言した例とは
異なる」と強調。なんともご都合主義的に逃げた。

自民党国対筋は「与謝野氏の裏切り行為が、国民の政治不信を招いている。迂回献金
疑惑の資料も集めており、予算委員会で徹底追及する」と手ぐすねを引いている。

―終わり