【社会】犯罪被害者支援 岡山県が条例化へ2月議会に提案[01/27]

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県は、犯罪被害者やその家族の保護を目的とした「県犯罪被害者等支援条例(仮称)」の素案をまとめ、
県民から意見を募るパブリックコメントを実施している。意見を反映させた条例案は2月議会に提出、
4月からの施行を目指す。

県は、2005年施行の犯罪被害者等基本法などに基づき、07年に被害者保護の指針を定めた。
その後、刑事裁判に一般市民が参加する裁判員裁判制度が導入されたことなどから、取り組みを
県民に広く知ってもらうには、条例制定による明文化が必要と判断した。

素案では、犯罪に遭った県民は「平穏な生活ができるようになるまで、必要な支援を途切れることなく
受けられる」と明記。県は、病院の診察料補助など医療や福祉サービスの支援をすることや、再び犯罪
に巻き込まれるのを防ぐため、施設入所などによる保護を行うとしている。

また、県が広報・啓発活動や支援を担う人材育成に力を入れ、民間の支援団体が活動を進めやすいように
情報提供することなども定めている。県民や会社など事業者に対しては、「被害者の平穏を害しないための配慮」
や「県などが行う支援への協力」を努力目標として求めている。

県内では、既に岡山市が同様の条例を制定しており、4月から施行するほか、県市長会も今月13日、
全市で制定に向けて取り組むことで合意した。県くらし安全安心課は「各自治体とも連携しながら、
犯罪被害者に充実した支援ができる態勢を整えたい」としている。


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20110127-OYT8T01031.htm