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宮崎県は29日、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性となった延岡市と川南町の2農場の鶏について、
詳細検査の結果、高病原性鳥インフルエンザ感染を確認したと発表した。宮崎県内での鶏の感染は計5例
となった。宮崎県での感染拡大について専門家からは、野鳥と鶏の接触による直接感染だけではなく、
人や車の動きに伴うウイルスの「飛び火」の可能性を指摘する声が出ている。
県は同日、両農場の半径10キロ圏で鶏と卵の移動を禁止した。延岡市と隣接する大分県では佐伯市の
一部が移動制限区域に入った。大分県によると、同区域には5農場がある。大分県は道路5カ所に
消毒ポイントを設置、防疫を徹底する。
宮崎県によると、今回新たに感染が確認された川南町の農場と、28日に確認された都農町の農場は、
同一の食肉処理場に鶏を出荷したことがあり、両農場には同じ死骸回収車が出入りしていた。県は、
この車が出入りしていたほかの農場の把握などを急いでいる。
京都産業大の大槻公一鳥インフルエンザ研究センター長は「(両農場の)発生時期がほぼ同じであることを
考えると、人や車を通じてウイルスが持ち込まれた可能性は十分考えられる」と指摘。
2011/01/29 11:55 【共同通信】
ソース
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012901000015.html