新潟県糸魚川市を走行中のJR西日本の特急列車が25日、制限速度100キロのカーブを
24キロ超えたまま進入していたことが分かりました。列車は、ATS=自動列車停止装置
が作動して停止し、けが人はいなかったということです。
JR西日本によりますと25日午前7時半ごろJR北陸線の上りの特急列車「はくたか1号」
が、糸魚川市にある浦本駅の手前のカーブを通過しようとしたところ、ATSが作動して非常
ブレーキがかかり、通過する予定だった駅を300メートルほど越えたところで停車しました。
原因は、制限速度100キロのカーブを24キロ超えたまま進入したためで、9両編成の列車
にはおよそ100人が乗車していましたがけがをした人はいませんでした。JR西日本の調査
に対し、30歳の男性運転士は「注意力が低下して、ブレーキをかけるタイミングを失念した」
と話しているということです。
これについて、JR西日本金沢支社の辻昭夫広報室長は「安全性の向上に取り組んでいるなか
お客さまにご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。今後再発防止に努めます」と話しています。
▽NHKnews(1月27日 21時46分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110127/t10013679751000.html