[ニューヨーク 26日 ロイター] 週末に睡眠が不足する子どもは肥満になりやすいとする研究結果が
米医学誌「Pediatrics」で発表された。
それによると、4歳から10歳までの子ども300人を対象に1週間の睡眠習慣を調べたところ、子供全体
の平均睡眠時間が約8時間だったのに対し肥満児の週末の睡眠時間は約20分短く規則正しい睡眠も取れて
いなかったという。
研究チームを率いたシカゴ大学のデービッド・ゴザル氏は、「睡眠が不足し、食べる量が増え、疲れている
から運動量が少なくなって太るという傾向がみられる」とコメント。「この50年余り、子どもの肥満率も
上がっており、それに合わせて子どもの睡眠時間も減っている」と話した。
ゴザル氏は、平日に睡眠が不足しても、週末に「寝だめ」をすれば肥満になるリスクを2─4倍減らすこと
ができると説明。睡眠不足と肥満の因果関係は特定できていないが、食欲を制御するホルモンが関係している
のではないかとしている。
▽reuters(2011年 01月 26日 17:01 JST)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-19210720110126