【国際】ダボス会議が開幕 新興国、所得格差が影

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ギリギリモザイク(110320)φ ★
世界の政治指導者や企業経営者が集まる世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が26日、
ダボスで開幕した。グローバル経済を巡る討論では経済の重心が新興国に急速にシフトしているとの
認識で一致。ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授は「先進国の財政(悪化)問題や新興国の
インフレ懸念で、景気を支えてきた金融緩和と財政支出が制限されつつある」と先行きに悲観的な見方を示した。

所得格差や政府の腐敗体質を背景にチュニジアで政権が崩壊、エジプトで異例の大規模な反政府デモが
起きていることを念頭に朱民・国際通貨基金(IMF)特別顧問は「不平等は世界が直面する最大の問題」と述べた。
先進国の財政不安について朱民氏は日本経済新聞記者の取材に「英国の政府債務は第2次大戦後、
国内総生産(GDP)比200%を超えたが制御できた。重要なのは財政を持続可能にする経済成長だ」と発言した。

ロイター通信によるとダボス会議に参加したサウジアラビア元情報機関トップのトルキ王子はエジプト情勢について
「政治指導者が民衆の要求に応えられるかが注目される」と述べた。


http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E4E2E7868DE0E4E2E3E0E2E3E39494E0E2E2E2