【裁判】東京地裁、耐震偽装の賠償認めず 建築確認機関の責任否定

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耐震強度不足で再建された分譲マンション「グランドステージ(GS)住吉」(東京都江東区)の
区分所有者ら48人が、強度偽装を見逃したとして指定確認検査機関「イーホームズ」(東京、廃業)と
区に計約5億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(河野清孝裁判長)は26日、請求を棄却した。

GS住吉は、建築基準法違反などの罪で実刑が確定した元1級建築士(53)が設計に関与し、
詐欺罪に問われた小嶋進被告(57)=上告中=が社長だったマンション販売会社「ヒューザー」
(東京、破産手続き中)が分譲。

河野裁判長は、この元建築士作成の構造計算書について「偽装を疑わせる具体的な特性は見て取れない」と指摘。
その上で「イーホームズが偽装を予見することはできなかった」とした。

住民側は、GS住吉の所在地である江東区へも賠償を求めたが、判決は「イーホームズに過失があると判断
できない以上、責任はない」と退けた。

判決などによると、イーホームズは元建築士が耐震強度を偽装した構造計算書を基にGS住吉の建築を確認。
2005年1月に完成したマンションは偽装事件を受け、09年4月に再建された。


▼共同通信 [2011/01/26 19:25 ]
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012601000717.html