ゴッド・ブレス・ザ・リング
2011/01/26
1月26日(水)東京・池袋にあるSRC本部道場にて、田中章仁(SRC育成選手)が公開練習を
行った。田中は2月6日(日)東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 2011 IMPRESSIVE
TOUR』で福田雄平(HIDE’S KICK)と対戦する。
2001〜2007年レスリング天皇杯全日本選手権7連覇&学生レスリング6冠を成し遂げ、現在
SRC育成選手の田中章仁が今大会で遂にプロデビューを果たす。これまでレスリングの大会には
FEG所属で出場し、2008年12月31日『Dynamite!!』でボブ・サップと対戦したマスクマン、キン肉万
太郎の正体ではないかと言われていた人物(公表はされていない)でもある。
この日の公開練習では、SRC本部道場の道場長を務める高橋義生を相手に2分1Rの打撃スパーを
行った。パンチで攻める高橋に対し、田中はサウスポーの構えから警戒な右ジャブを放つ。
高橋のスピーディーなパンチに臆することなく、左右のフックを返すなど打撃面での仕上がり具合をアピールした。
現在の練習環境について、田中は「ここのSRC本部道場には昨年8月から練習していて5カ月になります。
高橋選手から打撃とグラウンドの色々な技術を教わっています。道場にコーチとして来ている富樫(健一郎)選手や、
パンクラスの川村(亮)選手、桜木(裕司)選手、近藤(有己)選手、以前はアライ(ケンジ)選手にも教えていただいて
います」と説明し、技術面だけでなく、精神的にも成長しているのを感じているという。
デビュー戦で対戦する福田はパンチを武器にしたアグレッシブファイターであり、KrushのリングではK-1 JAPANで
活躍した堀啓(小比類巻道場)と互角に渡り合う打撃戦を繰り広げている。パンクラス戦績は昨年6月に1R一本勝ち
でのプロデビューを果たし、2戦1勝1敗。
(
>>2以降に続きます)
「相手の映像を含めてしっかり勉強しています」と田中。「キャリアでは劣っている部分があるので練習で差を縮めて
います。打撃のうまい選手なのでいかに打撃をかいくぐって倒し、自分の得意な部分に持っていくかが勝負になると
思います」とグラウンドでの勝利を狙う。
レスリングエリートだけに、タックルにはかなりの自信を持っており、「川村選手や桜木選手の打撃をかいくぐって練習
しているので、(福田からテイクダウンを)取れる自信もあります」とニヤリ。「(レスリング出身のMMA(総合)ファイターは
パウンドを得意とする選手が多いが)パウンドだけでなく、関節技で一本取りたいですね。インパクトのある試合をして
しっかり勝ちたいと思います」と一本勝ちを宣言した。
以前、田中を育てる高橋は「バカになって前へ突き進むしかないバカを育てたい」とリング上で大暴れを期待する
コメントを残しているが、「僕はあんまり気持ちを表に出さないのですが、試合になってみないとわからない部分があります」
とし、「階級の近い選手をどんどん倒して上に行きたいと思います」と今後の目標を語っていた。
ソース
http://gbring.com/sokuho/news/2011_01/0126_pancrase.htm