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森永乳業は26日、徳島工場(徳島県石井町)と郡山工場(福島県郡山市)を9月末に閉鎖する、
と発表した。若年人口の減少などで乳製品の需要が低迷しており、生産拠点を合理化する。
徳島工場は戦後最大の食中毒事件とされる「森永ヒ素ミルク事件」の現場。両工場の
跡地利用は決まってないという。
徳島工場は1938年開設。55年に、製造した粉ミルクに大量のヒ素が混入し、約1年間に
乳児など130人が死亡した。現在も後遺症などに苦しんでいる人も多い。
郡山工場は64年開設で、業務用や原料用の粉乳製品を手掛けている。両工場の計75人の
正規従業員は、配置転換で対応するという。
2工場の閉鎖により、森永の全国の生産拠点は15工場となる。今後について、森永は
「合理化は継続していくが、決まっていることはない」(広報)と話している。
2011/01/26 19:06 【共同通信】
ソース
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012601000680.html