佐賀県警の40代の男性警部補が、昨年7月に知人女性にけがを負わせたとして傷害容疑で書類送検され
減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けていたことが26日分かった。県警は処分を公表していなかった。
県警監察課などによると、警部補は昨年7月6日夜、佐賀市内で約20年ぶりに知人女性と再会。別れ際に車内
で手首を引き寄せようとして抵抗された際、首に捻挫などのけがを負わせた。警部補は酒を飲んでいたという。
翌日、女性が県警に相談して発覚した。
警部補が「親愛の気持ちを示すためにしてしまった。反省している」と認めたため県警は10月14日に減給処分
とし、傷害容疑で佐賀地検に書類送検。地検は示談が成立しているなどとして起訴猶予にした。
非公表の理由として監察課は「私的行為に関する処分は停職以上の場合のみ公表すると定めた警察庁の基準に従った」
としている。
▽東京新聞(2011年1月26日 12時25分)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011012601000293.html