【経済】中国・華為、ノキア系への事業売却巡りモトローラを提訴

【北京＝多部田俊輔】中国通信機器大手の華為技術（ファーウェイ）は25日までに
米モトローラによる欧州大手ノキア・シーメンス・ネットワークス（ＮＳＮ）への無線通信
インフラ事業売却の差し止めを求め、モトローラを相手取ってイリノイ州の米連邦地裁に
提訴した。同事業の売却は欧米で承認を得たが、中国政府は承認を見合わせており
今後の行方に注目が集まる。

モトローラは昨年７月、無線通信インフラ事業をＮＳＮに12億ドル（約1000億円）で
売却することで合意した。モトローラは2000年から華為製品の販売を手掛けており
華為はＮＳＮに同事業が売却されれば、技術情報が不適切にＮＳＮに流出して損害を
受けると主張している。

無線通信インフラ分野で、華為とＮＳＮは受注獲得を競うライバル。
また、モトローラは昨年７月に華為を企業機密を不正取得したとして訴えている。

【2011/1/25 23:04】
ｿｰｽ：日本経済新聞
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C9381959FE0E7E2E1EB8DE0E7E2E3E0E2E3E39494E0E2E2E2