【経済】ギリシャ支援延長準備 オーストリア財務政務次官・ロパトカ氏

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1二代目 首席になれなければ全裸up(110320)φ ★
通貨ユーロを巡る議論は財政状況が比較的健全なドイツやオーストリアなど
欧州北部の政府が主導する。オーストリアの保守系与党(オーストリア国民党)
を代表する論客であるロパトカ財務政務次官は日本経済新聞に対し、ギリシャの
支援期間の延長には条件付きで応じる意向を示した。一方で財政政策の一元化
には慎重姿勢を示し、欧州連合(EU)への財政権限への移譲には時間がかかる
との見通しを明らかにした。やりとりは次の通り。

ロパトカ・オーストリア財務政務次官=AP
 ――欧州景気をどう見るか。
「EUに加盟する27カ国のうち、北欧、ルクセンブルク、オランダ、それにドイツが好調だ。
オーストリアはそのグループに入っている。オーストリア(経済が堅調なの)にはいくつかの
理由がある。1つ目は1989年(の冷戦の崩壊後)からユーロ圏の主要国よりも成長率が
高い中・東欧諸国にうまくかかわることができたからだ。(例えば進出した)銀行は多額の
融資を実施し、リスクも抱えたが、チャンスももたらした。オーストリアは今後10年間
中・東欧の恩恵を受け続けるだろう」

「周辺国が好影響を与える例はほかにもある。トルコではインフラ整備などで企業への
需要が高まっている。さらに最大の隣国ドイツからの観光客も無視できない。オーストリアの
雇用政策が成功していることも好材料だ。2010年の失業率は4〜5%で推移し、欧州では
低水準にある」

――欧州は財政危機を乗り切れるのか。
「仮に(ギリシャに加え)今後ポルトガルが支援を求めてきたとしても(欧州金融安定基金などの)
支援策が機能し、通貨ユーロを安定させることができる。ただ、さまざまな問題が残っている。
支援対象国は徹底的な構造改革を完遂しないといけないし、我々も含めて欧州全体が公債残高の
削減に踏み切る必要がある」

>>2以降へ続く (1/3)

【2011/1/25 23:09】
ソース:日本経済新聞

>>1の続き (2/3)
「年金支給開始年齢の引き上げ、社会保障の給付水準の引き下げ、それに公的部門の
人員削減も避けて通れない。お金をばらまくことはやめるべきだ。(EUの財政規律などに
違反した国を)きちんと制裁することも重要となる。欧州の問題の核心は(通貨ユーロではなく)
高齢化社会、肥大化した社会保障などにある」

――財政政策の一元化が不可欠との指摘がある。
「議論があるのは承知しているが、今後3〜7年間で欧州共通の財政政策になるとは想定
できない。私は反対する。オーストリアやドイツの財政政策は南欧諸国やアイルランドより
優れており、財政政策の統合は(欧州北部に)不利益をもたらすばかりだ。トリプルAの
格付けを維持できるかも疑わしい」

――ギリシャ向け融資は期限が3年間だった。予定通りの返済が難しいとの見方が浮上し、延長が取りざたされている。
「ギリシャが公約通りの構造改革を推進し、(財政赤字の削減に向けて)トンネルの先に
光が見える状況にあるのであれば、支援延長に賛成する。公債残高は14年に国内総生産
(GDP)比で167%に達する。これは、あまりにも巨額だ。単一通貨圏への連帯を示し
長期的な視点で支援する用意がある」

――欧州金融安定基金の規模拡大も必要になるとの見方がある。
「しばらくは現在の4400億ユーロで十分。規模拡大を迫られるとは見ていない。ただ、将来
そうしたことが必要になる可能性は排除できない」

>>3以降に続く
>>2の続き (3/3)
――資金繰りに陥った国への支援にはオーストリア国民の税金を使わざるを得ない。気前がいいように見えるが。
「喜んで支援するわけではなく、支援せざるを得ないということ。泣きたくなる気持ちだが
ほかに選択肢があるだろうか。(政治、経済、それに歴史が)密接にからみあう地域で
あるゆえにドミノ倒し(のように国家破綻になること)を気をつける必要がある。例えば
ギリシャ危機でドイツが傾けば、オーストリアも危うい。(こうした複雑な感情は)ユーロ圏外の
人から見ればわかりにくいかもしれない」

――そこまでして守る通貨ユーロとは何か。
「これまでも欧州中央銀行(ECB)や、オーストリア国立銀行(中銀)が通貨の安定に専念
できるように、つねに配慮してきた。70年代に自国通貨シリングを(安定した通貨だった)
ドイツ・マルクに固定し、金融政策の自主性を放棄した。安定した通貨にこそ価値があると考えている」

――新しい銀行の自己資本比率規制(バーゼル3)による影響はどうか。オーストリアの銀行は健全か。
「バーゼル3だけで国内銀行合計で100億〜150億ユーロの資本増強が必要になる。
欧州の銀行規制や、銀行課税を加味すれば相当な負担となる。ただ銀行の体質強化は
金融危機が経済危機、そして国家危機につながる連鎖を断ち切ることになる。これまでは
銀行の自己資本が足りなすぎて、政府が資本支援を迫られた。バーゼル3については5〜7年間で
こうしたリスクが少なくなると評価している」

――財政再建など痛みを伴う政策に着手すれば有権者が離反し、政権の支持率が低下する恐れはないのか。
「民主主義のもとでは、必ずそうしたジレンマに遭遇する。政治家にとっては難しい課題だが
まずは有権者を説得しなくてはいけない。だが改革というものに有権者からの幅広い支持を
得ようとしても、とうてい無理だと思う。少なくとも改革を許容する程度にまで雰囲気を醸成できれば
それでいい。なにもしないよりは、選挙で負けることを覚悟で必要な政策を遂行するのが強い政治家だと確信している」

「もちろん正しい政策を遂行したとしても選挙に負けるかもしれない。しかし、問題を座視すれば
それこそ(国家にとって)破滅的な終結が待っている。ただ私は、欧州では有権者の意識も育ってきており
問題は解決できると考えている」

以上
4名前をあたえないでください
EUなんて作っても結局兄が儲けて、弟が損して、
帳尻合わすために兄が弟から奪った金を弟に戻して
金がグルグル家の中で回ってるだけで何の意味もないわ。