大統領選の結果をめぐり混乱が続くコートジボワールからの報道によると、
国際社会が当選者と認めるワタラ元首相側の政府は24日から1カ月間、
カカオ豆の輸出を停止するよう国内の生産者や輸出業者に命令、違反者は
制裁の対象になると警告する声明を発表した。
同国は世界一のカカオ豆生産国。大統領の座に居座るバグボ氏はカカオ豆の
輸出で巨額の利益を得ていると指摘されており、同氏を財政的に追い詰める
狙いとみられる。
声明の効力がどこまで及ぶかは不明だが、昨年末の混乱発生後、
値上がりしたカカオ豆の価格がさらに上昇することも予想される。
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110124/mds1101242335060-n1.htm