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2011年1月22日23時45分
【チュニス=貫洞欣寛】チュニジア政変を受けて22日、これまでは市民のデモを鎮圧する側にいた警察官らが、
市民との連帯を示すデモをした。チュニス中心部では1千人近い警官らが腕に赤い布を巻き、旧体制の打破や待遇改善を求めて行進した。
政変後、ベンアリ前大統領を見限って市民側に回った軍に支持が集まる一方、前大統領を支えた内務省と警察への不信感は根強い。
警官デモは、こうしたイメージを改善する狙いもありそうだ。
参加したムニールさん(31)は「僕らは安月給のうえ、命令に従わなければクビ。命じられてデモ鎮圧に行ったら、
デモ隊に隣人や親族がいて、心が痛んだ。今こそ市民と連帯したい」と話した。
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