群馬県渋川市が発注する遺跡発掘調査費を水増し請求し、約150万円をだまし取ったとして、
群馬県警捜査2課と渋川署は22日、詐欺の疑いで、渋川市教育委員会文化財保護課副主幹、小
林修(42)=同県高崎市=と、前橋文化財研究所社長、折舘伸二(57)=同県玉村町=の両
容疑者を逮捕した。県警の調べでは、両容疑者は平成21年9月初旬から22年1月中旬までの
間、渋川市が随意契約で発注した市内の遺跡発掘費用を約42万円水増しした委託業務契約を結
び、2回にわたり請負金計約150万円をだまし取った疑いが持たれている。水増し分の約42
万円は折舘容疑者から小林容疑者に渡されており、県警の調べに対し、小林容疑者は「ローンの
返済に充てた」、折舘容疑者は「受注業者として断り切れなかった」と供述。両容疑者は余罪に
ついてもほのめかしている。県警では贈収賄容疑を視野に入れるとともに、さらに同様の手口で
市から数百万円をだまし取った疑いがあるとみて捜査している。
MSN産経:
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110122/crm11012222590405-n1.htm