福岡県直方市議会8会派の2007年度の政務調査費の一部に違法な支出があったとして
住民が計約330万円の返還を請求するよう同市に求めた訴訟の判決が21日福岡地裁であった。
増田隆久裁判長は、国会議員の政治資金パーティーへの支出についてのみ違法性を認め計約15万円
の返還を求めるよう同市に命じた。
増田裁判長はパーティーへの支出について
「公金を特定の者の政治活動の資金に充てることになり極めて不適切」と述べた。
判決によると、同市は07年度の政調費として総額450万円を8会派に交付した。
うち4会派は同年12月と08年2月に開催された麻生太郎元首相ら地元選出2議員の政治資金
パーティー券代などとして計約15万円を支出した。
向野敏昭直方市長の話 判決内容をよく精査の上対応したい。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011012100906