プロ野球・阪神の鳥谷敬選手(29)が購入した自宅マンションを巡り兵庫県芦屋市の不動産会社が鳥谷選手と
妻に仲介手数料など計340万円の支払いを求めた訴訟の判決が21日、神戸地裁尼崎支部であった。
鳥谷選手側は裁判で「同社の仲介は受けていない」と主張したが、富川照雄裁判官は「同社の値引き交渉で
マンションの売買契約が成立しており、宅建業法が定める仲介契約を履行した」と認定、鳥谷選手に100万円
の支払いを命じた。
判決によると同社は2009年9月、1億870万円で販売されていた同県西宮市の新築マンションを鳥谷選手に紹介。
鳥谷選手の依頼で売り主側と値引き交渉し、鳥谷選手は翌月、9300万円で購入した。
裁判で同社は、鳥谷選手が署名した購入申込書に売買契約成立時に同社に仲介手数料を支払うとの条項があったと主張。
一方、鳥谷選手側は「申込書に押印しておらず、仲介報酬についての説明も受けていない」などと反論していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110121-OYT1T00900.htm