【国際】チュニジア、デモ収まらず 前政権出身閣僚の退陣求める

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1吉本旧喜劇(110320)φ ★
チュニジアの暫定連立政権のガンヌーシ首相とムバッザア暫定大統領が
与党・立憲民主連合(RCD)からの離党を決めたことに対し、野党や市民は納得せず、
チュニス市内では19日朝からRCD出身の閣僚の退陣を求めるデモが再開。
暫定政権にさらなる改革を求める市民の要求が止まる様子はない。

暫定連立政権は野党を取り込む形で発足したが、主要ポストをベンアリ前政権を支えたRCDが握ったままのため、
野党や市民は「何も変わっていない」と反発を強めている。
チュニス中心部のチュニジア労働総連合本部前では19日午前11時ごろから市民や組合員数百人が集まり、
「RCDは去れ」と叫びながらデモ行進を始めた。

デモに加わった大学教授ムハンマド・ディーファッラーさん(50)は「首相が離党しても、
RCD支配の実態は変わっていない。内閣が総辞職するまで、市民が拳をおろすことは考えられない」。

デモ隊が目抜き通りに近づくと、警官隊がバリケードを築いた。
靴店主ハレド・ゴラブさん(33)は「真の変革のためには多少のコストを払う必要がある。
店は1週間売り上げがないけど、私はデモを支持する」と話し、シャッターを閉めた。

デモが繰り返されるたびにガンヌーシ首相は何らかの妥協策を出しており、今後も譲歩を続ける可能性がある。

http://www.asahi.com/international/update/0120/TKY201101190551.html