民主党の小沢元代表の弁護団は、政治資金を巡る事件で、検察官役の指定弁護士から
要請されていた任意の事情聴取について、小沢元代表と17日に協議した結果、事情聴取
には応じないことを決めました。指定弁護士は、今月中にも小沢元代表を強制的に起訴する
ものとみられます。
民主党の小沢一郎元代表は、検察審査会の2回にわたる議決を受けて、政治資金規正法
違反の罪で強制的に起訴されることになっていて、検察官の代わりに起訴する指定弁護士は、
補充捜査の一環として小沢元代表に任意の事情聴取に応じるよう要請していました。
これについて弁護団は、17日午後に小沢元代表本人と協議した結果、事情聴取には
応じないことを決めたということです。弁護団は、小沢元代表がすでに起訴されることが
決まっていることから、今後の裁判への影響も考慮し、事情聴取に応じる必要はないと
判断したものとみられます。
小沢元代表が事情聴取に応じないことを決めたことで、指定弁護士は、今月中にも小沢元代表を
強制的に起訴するものとみられます。
小沢元代表は、これまでの特捜部の聴取に対し、「秘書を信頼し、任せていた」などと事件への
関与を一貫して否定し、裁判では全面的に争う姿勢を明らかにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110117/k10013459941000.html