日米両政府は、沖縄の米軍嘉手納基地で行っているF15戦闘機の訓練の一部を米領グアムに
移転することで大筋合意した。来日するゲーツ米国防長官と北沢俊美防衛相が十三日に行う会談で、
最終的に合意する。政府は、沖縄県の基地負担軽減策の一環と位置付け、
米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題で地元の理解を得る材料の一つとしたい考え。
訓練移転経費は、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の根拠となる
特別協定を活用し日本側が負担。早ければ来年度から実現したい考えだ。
米軍嘉手納基地は東アジア最大の空軍基地で、F15戦闘機二個飛行隊四十八機が
常駐するとされ、住民からは騒音被害を訴える声が強い。昨年十月からは滑走路一本を
改修中で、普天間飛行場にもF15が飛来している。
訓練の一部は二〇〇七年から、沖縄県外の自衛隊六基地に分散。政府は分散している
訓練量を増やすことも米側に打診している。
*+*+ 東京新聞 2011/01/04[07:57:10] +*+*
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011010402000030.html