北朝鮮のウラン濃縮「挑発行為」…米特別代表
訪韓中のスティーブン・ボズワース米政府特別代表(北朝鮮担当)は22日午前、
ソウル市内で、金星煥(キムソンファン)外交通商相と会談した。
北朝鮮が2000基の遠心分離器を設置し、低濃縮ウラン生産を始めたとの情報について
会談後、記者団に「非常に失望している。重大な挑発行為と受け止めている」と述べた。
ボズワース氏は北朝鮮の行動について、昨年5月の2度目の核実験を受けた国連安全
保障理事会の決議1874に「違反する」と強く非難した。一方、北朝鮮の過去の言動から、
今回の事態は「危機ではなく、驚きもしなかった」と強調した。
ボズワース氏は金外交通商相との会談に先立ち、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の
韓国首席代表、魏聖洛(ウィソンナク)外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長とも会談した。
韓国側と、中断している6か国協議再開の是非などについて意見交換した可能性がある。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101122-OYT1T00530.htm