【Jリーグ】 “水増し”問題の深い闇 「大宮だけではなく他のクラブでも行われている可能性がある」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1影の軍団(第弐拾八期首席卒業生)ρ ★
サッカーJ1大宮が3年前から約11万人も入場者数を水増して報告していた問題で、
Jリーグからの処分が大幅に遅れている。

大宮は28日に鈴木茂・新社長(57)が就任したが、引責辞任した渡辺誠吾・前社長(55)が
チームアドバイザーとして「有給」で残ることも決まった。

一方、処分を決めるJリーグ裁定委員会の開催はいまだに決まっていない。
過去に裁定委員会が行った処分で最も大きかったのは、
2008年5月の浦和−G大阪をめぐる制裁金。

両チームのサポーターがもみ合いとなり、ホームの浦和に2000万円、
アウェーのG大阪に1000万円の制裁金が科せられた。

しかし今回は、制裁金より重い処分である「15点以下の勝ち点剥奪」が妥当の流れになっている。
けれども、勝ち点剥奪となれば14位の大宮が一気にJ2降格の位置まで落ちることは確実。
またJ2降格のボーダーラインにいる15位FC東京、小差で降格圏内にいる16位の神戸にとっても
死活問題になり、大宮の処分次第で明暗がくっきりわかれる。

さらにJリーグ側が頭を痛めているのは、水増しが「大宮だけではなく他のクラブでも行われている可能性がある」という点。
処分を早急に科すことができない理由がここにある。

ただし大宮の場合、親会社から“天下り”でやってきた幹部が主導していた。
すでにその幹部たちは親会社に戻っている。責任者だった渡辺前社長が再び「有給」という形で大宮に残ることになったのは、
どう考えても不可解だ。Jリーグの大半のクラブの社長が、いまだに親会社からの天下り人事でやってくる現実もある。

ここできっちり断罪しておかないと、第2のアルディージャは必ずまた現れる。 
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20101030/soc1010301232000-n1.htm