ヴァイナス(大阪市北区、藤川泰彦社長、06・6440・8111)は、
流体解析(CFD)のポストプロセッサー(後処理ソフトウエア)「フィールドビュー」の最新版を今冬に発売する。
CFDを高速化できる点を訴求し、重工業や自動車業界などへ売り込む。年間ライセンス価格は126万円から。
2011年9月末までに60ライセンスの販売を目指す。
同ソフトは米インテリジェント・ライト製で、最新のバージョン13が年末以降に発売の予定。
従来はCFDの結果を画面にどう描画するかの設定処理を逐次実行していた。
これを複数の処理を並列実行する方式に変更し、設定作業に要する時間を短くする。
描画自体も高速化し、「これまでと比べて描画速度は数十倍になる」(藤川ヴァイナス社長)という。
同社は、メーカーで最適設計の機運が高まっていることや、ハードウエアの低価格化などでCFDの計算が大規模になりつつあると見ている。
ソース 日刊工業新聞 掲載日 2010年10月26日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220101026bfaq.html