Appleは米国時間9月20日、テレビ番組ガイドをハードウェアベンダーに提供するRoviと提携した。
RoviはMacrovisionが2009年に社名変更した会社で、同社技術はテレビ番組の選別、検索、DVRへの録画を可能とする。
AppleとRoviとの提携について詳細は明らかになっていない。
しかし、Piper Jaffrayのアナリストは、ライセンスされたサービスはApple TV、
さらに、最終的にはオールインワンのApple製テレビで利用されるようになるとの見解を示している。
Gene Munsterを含む3人のPiper Jaffrayのアナリストは、今回の提携について、
「AppleがライブTVおよびDVR機能を同社『Apple TV』製品向けに開発しているさらなる証拠」としている。
さらに、投資家向けのメモにおいて、
今回の提携によりAppleは、Apple TV製品にライブTV、DVR、ガイダンス機能を明らかに追加することとなると述べている。
9月に入って公開されたApple TVは、オンボードのストレージ機能が充実していないため、
DVR機能を追加する場合、なんらかのローカルストレージが必要となる。
同メモの作成に加わったAndrew Murphy氏は、このような機能は「将来のApple TV製品」に追加される可能性があると、
電話での会話で述べた。
しかし、Munster氏らは、新しいApple TVがさらに大きなものに向けた足がかりであると主張している。
同氏らは、より多機能なApple TVが「オールインワンのApple製テレビ」に向けた次なるステップとなると述べる。
同氏らの予測によると、今度数年で、Apple TVはより多くのコンシューマーを引きつけ、テレビへの足がかりを築くことになるという。
Piper Jaffrayでは、Apple TVが2007年の発表以来、40万台販売されたと見積もっている。
同メモでは、新しいApple TVの販売台数を最初の1年間で150万台と予測している。
この販売実績を使うことで将来の計画を正当化し、Appleはオールインワンテレビを2012年中にリリースするだろう、
とMunster氏らは予測している。
Appleは、接続されたテレビ上で動作するアプリケーションにコンシューマーが慣れるのを待っている、同氏らは述べる。
その時が来た際には、Appleは、「『iMac』と『iTunes』のエコシステムと同様に、
オールインワンの概念をデジタルリビングルームに持ち込むだろう、と同氏らは予測している。
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20420285,00.htm (CNET Japan)