上士幌町のぬかびら源泉郷郵便局(渥美岳哉局長)入り口前に、
源泉かけ流しを手で楽しむ「憩(いこ)いの手湯」がお目見えした。
設置した郵便局株式会社北海道支社(札幌、植村邦生支社長)によると、
郵便局での手湯は全国でも珍しいという。
16日午前のオープンセレモニーで“開湯”し、地域住民らが早速、お湯に触れた。
ぬかびら局の提案を受けた同支社が、地域と郵便局のつながりを深め、
観光客の利用を促進しようと設けた。
ぬかびら源泉郷旅館組合(市田雅之組合長)の協力も受け、
同局隣の土地から出る源泉に管を通し、入り口前まで約10メートル引っ張ってきた。
擬木で作った約50センチ四方のお湯の受け口には、おけも置いた。
同源泉郷内の旅館と同様、お湯を循環させない「源泉かけ流し」で、
湯温は夏の暑い時期で53度程度。
24時間かけ流すが、お湯が熱い場合はポンプを止め、適温に冷ます。
午前8時45分からのセレモニーには、関係者ほか、
糠平小児童、糠平保育園の園児らも参加。植村支社長、竹中貢町長、市田組合長、
渥美局長のテープカットと同時にお湯が流れ出した。
早速、手湯を楽しんだ糠平小の濱岡さんは「(学校からの帰り道に)絶対寄りたい」と話していた。
http://www.tokachi.co.jp/news/201009/20100916-0006626.php http://www.tokachi.co.jp/photograph/201009/THM20100916-0006626-0007472.jpg (十勝毎日新聞)